大学の先輩が死んでしまった話
大学の頃好きだった先輩(恋していたというわけではない)が亡くなったというニュースが入った。
みんなショックを受けている。 正直なところ僕は大学を卒業する前から会っていなかったし、おそらく5年以上顔を見ていない。 今、変な気持ちになっているのはこの微妙な距離のせいだ。
初めて彼女のライブを観てからもう10年弱経つらしい。 目を閉じればPark SqureやFlying Studioの狭い部屋で座って観ていたライブが蘇る。 きっと今、CDを流せばバンドの演奏に載った彼女の声が聴こえてくるだろう。 なのに、彼女は死んでしまっている。 もう彼女のライブを見ることは出来ない。 音楽の中に残っているその人ってのは酷く純粋で抽象的で、それは残された人にどうのように働くのだろうか。
こんなにもあっけなく人は死んでしまうものか。 いや、あっけなかったのは僕と彼女の関係そのものなんだろう。 何を言っても現実感は無いし、虚しさしかない。
ツイッター創業物語
ツイッター創業物語が4/24に翻訳刊行されたので当日購入して読了した。 ちなみに原書は3ヶ月前に刊行され、米国でドラマ化が発表されている。
読もうと思ったのはルエダップさんの以下のつぶやきに影響を受けて(Team Geekも一緒に買った)
Twitter創業物語を読んだ後にTeam Geekを読むと素直に吸収できそう。チームメンバーに対してHRTが無くなったら終わりの始まり、を絵に描いたような展開
— ルエダップ (@ruedap) April 23, 2014
以下箇条書きで感想
- 冒頭ジャック・ドーシーが言語障害を持っていた話知らなかったから驚いた。ジャックが同僚の女の子への求愛行動として毎朝折り鶴を折って彼女の名前を綴るようにキーボードのキーの上に置いていったエピソード偏執的で良かった。
- GoogleやAppleのCEOコーチとして登場するビル・キャンベルがツイッターでもコーチとしても登用されてるのが笑える。そして本書ではビル・キャンベルはただ無作法で声の大きい木偶の坊にしか見えない。
- メッセージ性が込められた文章が散見されるので演出強めだなという印象。ジャック・ドーシーは映画Social Networkのマーク・ザッカーバーグのように仕立てられている。つまり、「成功はしたが、彼は孤独だ」
- 演出されているにしろ、この現実の物語の面白さと言ったら素晴らしい。ジャンルは正にセカイ系で若者が世界を変えていく話なんだから要はラノベ感覚で読んだら良い。
- レビュー拾ってたら書中にアナーキストプログラマーとして登場するRabbleが書評書いてた。最後のアナーキスト悪くない!的なコメントがうける。
One last thing, i'd say that Twitter's management problems were due to lack of ability to come together and make a decision, and not the anarchists refusing to follow rules and allow order.
- ジャック名言集1:ジャックはレディオヘッド・ルームを作ろうと提案した。「一日二十四時間、レディオヘッドが聞ける!」そのアイデアを興奮気味にいった
- ジャック名言集2:「ITをやめてファッションデザイナーになる」(実際にCEOをしながら業後に服飾の学校へ通っていた)
- ジャックはパンクロッカー:パンクロッカーとしてもエンジニアとしても中途半端で、ヨットを持ちたいという夢と、クリスタルが恋してくれるかもしれないという希望をまだ抱いているが、どちらも叶えられない。
- 今@jackのカメラ女子みたいなアイコンと何も語らないプロフィールを見ると趣深い
欲しいけど購入を躊躇している物
MBPを持ち歩いても疲れないbackpackが欲しい。Cote&Cielの公式サイトでは売り切れ。一度手に取ってから決めたいけど、販売店舗不明。
Appleに勝訴したあれ。スイス旅行の際に気に入った。ただ最近、日常生活で腕時計をしていないので 、必要ないと言えばない。
どうやら面白いらしい。
サーバーのホスト名の命名規則
今日はサーバーのホスト名の命名規則を考える会があった。
IPアドレスを使う、役割を付ける等の他に一定のカテゴリの中の名前を使うということが良くされる。
例えば、
- 色の名前
- 花の名前
- 国の名前
- 都市の名前
- 魚の名前
- 犬の名前
- 星の名前
- 学者の名前
- 神様の名前
- 大名の名前
- 山の名前
- 峠の名前
- お酒の名前
- 元素の名前
といった具合である。 種類が豊富で、文字数が小さい物が多いカテゴリが良い。
今日受けが良かったものは
- 大名の名前: 面白い。"小早川が墜ちたか…"
僕の一押し
- 学者の名前: GaussサーバーとかMandelbrotサーバーとかEinsteinサーバーとか格好良い。
jubatusを試してみる
前々から気になっていて、社内でも話題に上がったので試用する。
随時追記していく。
Jubatusとは
Jubatusのインストール
brewのtapを使ってインストールする。
2013/12/07現在Mac OSX用は試験的サポート段階。
$ brew tap jubatus/jubatus
$ brew install --HEAD pficommon
$ brew install jubatus
http://jubat.us/ja/quickstart.html#mac-os-x
途中developer toolsがないと言われたので素直に従う。
Warning: No developer tools installed.
You should install the Command Line Tools.
Run
xcode-select --install
to install them.
brew install --HEAD pficommonの段でmakeがこけた。
試行錯誤した結果、brewのgccが4.2を使っていたのをbrew install gcc48して
としたら通った。(ついでにmecab使えるようにoptionつけた)
Jubatusクライアントのインストール
クライアントアプリケーションはC++, Python, Ruby または Javaで記述出来る。
今回はPythonクライアントを使う(Python 2.7移行が必要)
$sudo pip install jubatus
http://jubat.us/ja/quickstart.html#python
Classifierを試す
JubatusクライアントにはClassifier、Recommender、Regression、Graph、Stat、Anomaly、Nearnest_Neighbor、Clusteringの機能があるが、今回はClassifierを試してみる。
多値分類機能(Classifier)とは、入力データを複数グループに分類する機能であり、スパムメールの判定などに利用することができます。
Classifierのチュートリアルをやってみる。
http://jubat.us/ja/tutorial/classifier_python.html
追記(2014/01/10)
OSX10.9はnot supportになっていた。。
10.9 (Mavericks) is NOT supported due to c++ library issues.
MacBook Pro Retina 13" 購入した
さっきMacBook Pro Retina 13"を発注した。
経緯
- 会社で使うノートPCが欲しい
- Fさんと昼休みに銀座Apple storeに見に行って気持ちが盛り上がる
- 会社の方針で一人に支給されるPCは基本的に開発部かそうでないかに関わらずデスクトップorノート(!!!)
- Desktopもサーバーとして使っているので、じゃあ自費で買うか
- MacBook Pro 13" CPU: Corei7, storage: SSD 256GB, memory:16GBを選定
- AppleCareも付けとくか
- 23万円
- 悩む
- privateの開発も捗るし、おそらく僕の生活に与える影響は他の何を購入する場合よりも大きいので、購入に踏み切る
ということで2週間後に届きます。Retinaで変わる生活楽しみです。
Cloudera World Tokyo 2013に行ってきました
Cloudera World Tokyo 2013行ってきました
http://www.cloudera.co.jp/jpevents/cwt2013/index.html
で、聴講したセミナーの報告会を社内で行いました。
僕が聴いてきたのは以下の二つ。(本当は朝から行きたかった!)
セミナー1:Amebaにおけるログ解析基盤Patriotの活用事例
- 株式会社サイバーエージェント Ameba Technology Laboratory
- 善明晃由氏、飯島賢志
セミナー2:並列分散処理を利用したインターネット選挙データ分析のご紹介
- 株式会社ブレインパッドアナリティクスサービス部
- ゼネラル・マネージャー 佐藤 洋行氏
- ※資料みつからず
まず、Amebaのログ分析の規模感と実際のアーキテクチャについて聞いた。 へー、1000Hostsに対してaggrigator10台かーとか、GHEとJenkins使ってるのねーとか。 弊社でも何かしらログ分析基盤導入したら良いんじゃないかなと考えているので参考になった。
次にブレインパッドのネット選挙の話は、始めに「Hadoopの話ではありません!」と宣言したように、Hadoopを使おうか考慮して結局使わなかった話だった。分析するにあたって、データ調達元から頂いたHTMLデータが予想より大量で(予想:数十GB->現実:数十TB)アイルランドのAWSからどうやってローカルに持ってくるんだよ!って苦労した話が悲壮感たっぷりだった。あまり、それをどう分析したかというところにはツッコまなかったので少し拍子抜けだった。
帰り掛けに寄った展示スペースでは、Tableauのデモが綺麗で面白かった(そして営業がしっかりしてた。後追いのメールやEightを使った名刺交換など)。ただ、使いこなせないだろうな感凄い。スタンフォード大の研究所発で、今年11月に日本法人立ち上がったばかりらしい。
一緒に行ったFさんによると、昔参加したときよりBI側の展示や公演も増えて最近の潮流を感じるそうな。
Fさんは3回もオライリーガチャをやってた。子供が動物本好きなんだってさ。 僕は一回やってThink Statsの魚と良く分からない猿と、良く分からないアナコンダのキーホルダーを手に入れた。
Fさんはアクセンチュアの講演が良かったって言ってた。センサーデータを分析する取り組みが面白かったとのこと。あと、引用していた印象的だった言葉。
"Invest the infrastructure.
DataFirst, question later.
Store first, structure later.”
Jeffrey Hammerbacher - SINAInnovation 2012.11.12
最後に、イベントに負けず会場だった雅叙園は素晴らしい場所だった。 こんなところで結婚式あげたいものですね。