スノーボール〜ウォーレン・バフェット伝〜を読んだ

伝説的投資家、ウォーレン・バフェットの伝記を読んだ。文庫で上中下の大作。

スノーボールというタイトルが付いている。初めはどういう意味かわからなかったが、これは資本が雪だるま式に膨らんでいく様を表しているらしい。Like a Rolling Stone的な趣がある。

恥ずかしながら投資についての知識はからきしだったので、とても長い書籍だったが全ての出来事が新鮮で終始飽きずに読むことが出来た。バフェットはバークシャー・ハサウェイのCEOだったという事実は知っていたが、会社の起こりが紡績事業を行っていた会社だったということは驚きだった。IT銘柄が嫌いな割にはビル・ゲイツと親交が深く、自分の財団の資産をビル・ゲイツ財団に寄付するくだりなどはなるほどという感じだった。

伝記なのでもちろん彼の人間的な部分にも触れられており、特に妻のスーザンが亡くなったシーンは物語のクライマックス的な趣があった。

この著作をきっかけにバリュー投資についての勉強してみようかなと思うようになった。