中田 敦『GE 巨人の復活 シリコンバレー式「デジタル製造業」への挑戦 』を読んだ
TLで複数の人がおすすめしていたので読了した。
GE巨人の復活、読了。今年読んだ本の中で、現時点で最高の本だ。
— ところてん (@tokoroten) August 4, 2017
これは、クラウド、機械学習、IoT、リーンスタートアップ、の実践における最高の一冊。
それらが統合された、本当のデジタル社会がどのようなものかを教えてくれる。
これ、書籍名がマジで損している。 pic.twitter.com/QXxuOh9zuz
7月末でCEOを退任するイメルト氏が、製造業としてのGEを復活させ、デジタル化に挑戦した歩みは、多くの日本企業にとって参考になるものだと確信しています。是非、読んでみてください! https://t.co/PkzIr5RxpP
— Atsushi Nakada (@Nakada_itpro) July 1, 2017
個人の感想
GE巨人の復活を読了。自社の事業でドッグフーディングしながらそのノウハウをPaaSとして提供する事例はAmazonなりGoogleなり事欠かないが、それを創立125年社員数30万人の企業がトップダウンで企業カルチャーを変えながら推し進めているってのが凄まじい。
— 🐘 (@satoshihirose) August 6, 2017
全体的な書評はhido-sanの記事が参考になる。
重工産業は規模が大きいので 1 % の削減が大きなコスト圧縮になる。
燃料管理にFESを利用すれば、年間の燃料コストを最大で2%下げることができるはず。つまり、2014年に52.7億ドルの燃料を購入していたサウスウェスト航空ならば、毎年1億500万ドルの燃料経費削減の可能性があるということを示唆しています。
ビッグデータを活用した航空燃料コストの削減 | GE Reports Japan
GEは、自社の事業に適用してきた生産プロセスのデジタル化による効率化のノウハウを、PaaSとして提供することを推し進めているようだ。 しかしながら、デジタル製造業への展開の旗振り(その辣腕振りは書籍を参照)を行ったCEOイメルトは 2017/6 に退任しており、市場からは評価されていなかったようにも感じる。
イメルト氏退任、もはや「主流」でない米GEの現実 :日本経済新聞
イメルト氏の改革は成功事例として後世に残って貰いたいものである。