ツイッター創業物語
ツイッター創業物語が4/24に翻訳刊行されたので当日購入して読了した。 ちなみに原書は3ヶ月前に刊行され、米国でドラマ化が発表されている。
読もうと思ったのはルエダップさんの以下のつぶやきに影響を受けて(Team Geekも一緒に買った)
Twitter創業物語を読んだ後にTeam Geekを読むと素直に吸収できそう。チームメンバーに対してHRTが無くなったら終わりの始まり、を絵に描いたような展開
— ルエダップ (@ruedap) April 23, 2014
以下箇条書きで感想
- 冒頭ジャック・ドーシーが言語障害を持っていた話知らなかったから驚いた。ジャックが同僚の女の子への求愛行動として毎朝折り鶴を折って彼女の名前を綴るようにキーボードのキーの上に置いていったエピソード偏執的で良かった。
- GoogleやAppleのCEOコーチとして登場するビル・キャンベルがツイッターでもコーチとしても登用されてるのが笑える。そして本書ではビル・キャンベルはただ無作法で声の大きい木偶の坊にしか見えない。
- メッセージ性が込められた文章が散見されるので演出強めだなという印象。ジャック・ドーシーは映画Social Networkのマーク・ザッカーバーグのように仕立てられている。つまり、「成功はしたが、彼は孤独だ」
- 演出されているにしろ、この現実の物語の面白さと言ったら素晴らしい。ジャンルは正にセカイ系で若者が世界を変えていく話なんだから要はラノベ感覚で読んだら良い。
- レビュー拾ってたら書中にアナーキストプログラマーとして登場するRabbleが書評書いてた。最後のアナーキスト悪くない!的なコメントがうける。
One last thing, i'd say that Twitter's management problems were due to lack of ability to come together and make a decision, and not the anarchists refusing to follow rules and allow order.
- ジャック名言集1:ジャックはレディオヘッド・ルームを作ろうと提案した。「一日二十四時間、レディオヘッドが聞ける!」そのアイデアを興奮気味にいった
- ジャック名言集2:「ITをやめてファッションデザイナーになる」(実際にCEOをしながら業後に服飾の学校へ通っていた)
- ジャックはパンクロッカー:パンクロッカーとしてもエンジニアとしても中途半端で、ヨットを持ちたいという夢と、クリスタルが恋してくれるかもしれないという希望をまだ抱いているが、どちらも叶えられない。
- 今@jackのカメラ女子みたいなアイコンと何も語らないプロフィールを見ると趣深い